ほっこりしたなあ。
その言葉の響きだけで、温泉にでものんびり入って、癒されたような気分になる人も多いのではないでしょうか?
今では、ホッとする、のんびりするなど和みの言葉の代表格ともいえます。
それだけに、温泉はもちろん、居酒屋さんのキャッチコピーとして、
看板やポスターで多用されるのも分かる気がしますね。
ところが、この「ほっこり」という表現、京ことばとしては元々は違う意味を持っています。
「よーけ、歩いたさかいに、ほっこりした」と、いうのが京都流。
で、その意味はといいますと、「たくさん歩いて、疲れた」となるのです。
「がっかりした」「疲れた」「嫌になった」…。
今のイメージからは程遠い意味を持っていますね。
京都と縁が深い北陸などでも同じように使われていたようです。
ただ、面白いのがお隣の大阪。
なんと「ふかし芋」のことを指していたとか…。
今ではその京都でも和み系の象徴として、使われているようです。
その証拠に「京都でほっこり」と、旅行や料亭などの宣伝に使われているほどですから。
とはいえ、少し前までは「京都で疲れた」という意味だったかと思うと、言葉が歴史や場所とともに、
大きく変化していることに、ただ驚くばかりですね。 |